麻雀大好き

父がいつ、麻雀を始めたのかはもちろん知らない。母によると、当時住んでいた公務員アパートの階段の踊り場で暇さえあれば近所の人達と毛布をかぶって打っていたそうである。
阪神タイガースをこよなく愛し、ビールはキリンラガーと、一見ごく普通のサラリーマンの父。しかし一方では嫁姑(当時3Kの狭いアパートに祖母を入れて家族5人が暮らしていた)のあつれきやら、職住接近(職場の敷地内に住んでいた)やら、濃密すぎる人間関係(周りに住むのは同じ職場の人たちばかり)と言うストレスフルな環境の中で、健全な精神を保つには、「ちょいと一杯酒場で飲んで」というような、そんじょそこらの気晴らしではダメで、麻雀という毒のきつい魔性の娯楽がそれにふさわしかったのは想像に難くない。亡国の遊戯とも呼ばれる、この中国発祥の頭脳ゲームがいったいいつ海を越えて日本にやってきたのかは知らないが、少なくとも多くの日本人に哲学を与え、人生観を変え、人間関係に自信と潤いをもたらしていたことだけは間違いがない。
億トレ

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このページは、カクテルが2013年2月 1日 14:53に書いたブログ記事です。

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